今日の動画は、C.ポーター作曲『アイ・ラブ・パリ』です。
1953年に公開されたブロードウェイ・ミュージカル『Can Can（カン・カン）の劇中歌として作られた曲で、それ以降現在に至るまでジャズのスタンダードナンバーとして愛され続けています。
当初、なかなか曲のイメージが定まらなかったらしいのですが、パリの屋根が鮮やかに描かれた舞台セットを見て触発され、たった30分でこの曲を完成させたというエピソードも残っています。
また、パリはポーターの生涯の伴侶であるリンダ・トーマスと出会った場所でもあるそうです。
彼女と出会ってから才能を開花させ栄光を掴んだと言われていますので、この曲にはリンダへの思いも込められているのかも知れません。
