今日は『テンションノート』と呼ばれるコードについて調べていきます。

これは『テンションコード』と呼ばれることもあるのですが
細かく見ていくと、かなり複雑なものです。

ジャズの世界では多用されますが、
一般にクラシック系では、そこまで細かなことを知っておく必要はないので
今日は概要だけ、つかんでおいてください。

◆テンションノートとは

「テンション」という言葉を直訳すると「緊張」になります。

つまり、緊張感のある和音のことを『テンションノート』と呼ぶわけです。

まずは、次の譜例を見てください。

「ド」を基準に3度ずつ音を並べたものですが、
このうち、「1度・3度・5度」を重ねると「ド・ミ・ソ」の和音、
つまり「Cコード」になりますね。

3つの音で構成されているので「3和音」と呼ばれています。

そこに「7度」の音を重ねると「4和音」となり、
この場合であれば「CM7」のコードになります。

そして「テンションノート」というのは、
この4和音に更に音を積み重ねたものを指します。

つまり、上の譜例の最後の3つ、「9度」「11度」「13度」の音を
「CM7」の上に重ねていくわけです。

ちなみに「15度」になると、基準である「ド」の2オクターブ上ですので
テンションノートで使われるの「13度」までの音となります。

ただ、元のコードが何なのかによって、半音上げたり下げたりといった
調整が必要な場合もあるので、そこがちょっと複雑なポイントなんですね。

ということで、ここでは「9度」の音を重ねた
「ナインスコード」だけを取り上げて、
テンションノートの概要を見ていきます。

●ナインスコード

4和音に9度の音を重ねるので、「ド」を基準にした場合は
「ド・ミ・ソ・シ・レ」という5つの音で構成されることになります。

この場合は「CM7」の上に「9度」の音を重ねているので
コードネームは「CM7(9)[シー・メジャーセブンス・ナインス]」となります。

なお、テンションノートはメジャーセブンスコードだけではなく、
「セブンスコード」や

「マイナーのセブンスコード」をもとに作られることもあります。

なお、「C7(9)」は「シー・セブンス・ナインス」
「Cm7(9)」は「 シーマイナー・セブンス・ナインス」 と読みます。

●似ていて、ちょっと違うのが

9度の音を重ねる和音には、
もう一つ「add9(アドナインス)」と言うものがあります。

これは、先程の「CM7(9)」と何が違うのかというと
“7度の音が入っているかどうか” というところですね。

テンションノートの場合は「4和音に、さらに音を重ねる」のですが、
この「add」というのが「追加」という意味ですので、
add9の場合は「3和音に9度の音を追加する」ということになります。

7度の音が入るかどうかは微妙ではありますが
響きの印象は変わりますので、これもよく覚えておいてください。

◆ギターで弾く場合は

このテンションノートも、ギターでは運指の都合上、
音が省かれることも少なくありません。

ですので「CM7(9)」も「Cadd9」も同じ押さえ方で弾くこともあります。

ただ、厳密にはこちらが「CM7(9)」で

こちらが「Cadd9」です。

違いをよく確認しておいてください。

◆今日のまとめ

今日は「テンションノート」の仕組みを
「ナインスコード」を中心に見てきました。

本格的に見ていくと、かなり複雑なものですが、
ひとまず概要をつかんでおけば問題はありませんので
「大体こんな感じのもの」という理解をしておいてください。

また、似ていて微妙に違う「add9」も覚えておいてくださいね。