昨日は “減三和音” を取り上げましたね。

今日は、その減三和音をベースに作られる
四和音について調べていきます。

では早速、スタートしましょう。

◆2種類の減三和音+セブンスコード

まず、減三和音+セブンスの四和音は2種類あります。

それを順に説明していくのですが、
今日は「シ」をベースにした減三和音の「Bm-5」を例に取ります。

というのも、この 「Bm-5」 は♯も♭も付かないので
仕組みを理解しやすいんですね。

ということで 「Bm-5」 にセブンスの音を重ねた和音を見ていきましょう。

●減三和音+短7度

セブンスコードというのは、元の和音に短7度の音を重ねたものでしたね。

ですので、減三和音の場合も同じように短7度の音を重ねます。

それが、この和音です。

そして、この和音をどう書き表すのかというと、
『Bm7-5(ビー・マイナーセブン・フラットファイブ』となります。

元の減三和音が「Bm-5」なので、「Bm-57」と書きたくなりますが
この場合は『Bm7-5』と書くのが通例なので注意してください。

「なぜそう書くのか」という疑問も出てくると思いますが、
その書き方で定着してしまっていますので、
理屈抜きで「そうするものだ」と覚えておきましょう。

●減三和音+減7度

もう一つの、減三和音+セブンスの四和音がこれです。

減三和音に減7度の音を重ねたものですね。

そして、これをどう書き表すのかというと
『B dim7(ビー・ディミニッシュ・セブン)』となります。

また、このディミニッシュ・セブンのコードを
日本語では『減七の和音』と呼びますので併せて覚えておきましょう。

これも、「Bm-5」に減7度の音を重ねたのであれば
『Bm dim7』になると思ってしまいそうですが、
「dim7」の場合は「m」をつけないので注意しておいてください。

◆ディミニッシュとディミニッシュ・セブン

昨日、減三和音は “ディミニッシュコード” と呼ばれるのに
「dim」という書き方が使われないことが多いというお話をしましたね。

ストレートに考えれば、「○m-5」は「○ dim」で良いはずです。

なのに、なぜその書き方が使われないかというと、
ディミニッシュ・セブンのコードを「dim」で表す場合が多いからです。

本来的には減三和音が「dim」で、減七の和音が「dim7」です。

ですから、そのように書き分ければ良いのですが、
「dim7」を「dim」と書くケースが定着してしまっているので、
混乱しないように減三和音は「○m-5」、
減七の和音を「○dim」とするのが通例です。

これも「なぜ?」と思うところですが、
理屈抜きで「そうするものだ」と覚えておくほうが良いでしょう。

◆「ド」を基準にすると

分かりやすいようにということで、「Bm-5」を基準に説明しましたが
「ド」を基準にした場合のことも確認しておきましょう。

まず、「Cm7-5」はこうなります。

♭がいっぱいですよね。

さらに、「C dim」はこうなります。

今度は、♭♭(ダブルフラット)まで出てきました。

見た目は難しそうですが、
仕組みは先ほどの「Bm-5」や「B dim7」と同じです。

他の音を基準にした場合にどうなるのかも確認してみてください。

◆今日のまとめ

今日は、減三和音+セブンスの四和音ということで
「○m7-5」と「○dim7」の2つのコードについて見てきました。

また「減七の和音」、つまり「dim7」を「dim」と書く場合が多いことから
減三和音を「m-5」と書くことも説明しましたね。

基本的な理屈と、定着してしまっている通例とが重なって
ややこしくなっている部分もありますが、
一つずつ理解しておけば問題はないと思いますので、
よく整理しておいてください。

明日は、減七の和音をギターで弾く場合について考えていきますよ。