今週は、ちょっとややこしいので後回しにしていた和音を
順に取り上げていきます。

その1つ目が『増三和音』

名前からして難しそうに見えますが、どのような和音なのか
早速、調べていきましょう。

◆増三和音とは

増三和音の実例を示すと、次のようになります。

「ド・ミ・ソ♯」という3つの音で構成されている和音ですね。

もし、「ソ」に♯がついていなければ、普通の長三和音である
「C」コードです。

では、この「C」の音の並びをおさらいしておきましょう。

第1音の「ド」と第3音の「ミ」の間が長3度、
第3音の「ミ」と第5音の「ソ」の間が短3度、
そして第1音の「ド」と第5音の「ソ」の間が完全5度
という並びになっていましたね。

それに対して、増三和音の場合はこうなっています。

第1音の「ド」と第3音の「ミ」の間が長3度、
第3音の「ミ」と第5音の「ソ♯」の間も長3度、
そして第1音の「ド」と第5音の「ソ♯」の間が増5度
という並びになっています。

この「増5度」という音程を含んでいることから
『増三和音』という名前がついているわけです。

●増三和音の書き表し方

増三和音には3種類の書き方があります。

1つ目は、増5度の音を含んでいるということを「+5」で表すもの。

先ほどの譜例を書き表すと「C+5」ということになりますね。

または、同じ意味合いを「♯5」と書く場合もあります。

先ほどの譜例であれば「C♯5」ということになります。

さらに、増音程のことを “オーギュメント(augment)というので
その略記号として「aug」と書くこともあります。

先ほどの譜例であれば「C aug」となるわけです。

3つもあると混乱しそうですが、
どれも同じ意味ですので覚えておいてください。

なお、「+5」と「♯5」はどちらも「シャープ・ファイブ」
または「シャープ・フィフス」と読み、
「aug」の場合は「オーギュメント」と読みます。

●ギターで弾く場合は

「C+5」は、ギターだとやや押さえにくいコードなので、
次のように①弦を省いた形がよく使われます。

ちょっと難しくなりますが、次のように押さえれば
①弦の音を含めることも可能です。

◆今日のまとめ

今日は、『増三和音』を取り上げました。

「増」とつくと難しそうに見えますが、仕組みとしては
長三和音の第5音を半音上げて、増5度の音が含まれているということですね。

書き表し方も統一されていないので、ちょっとややこしいのでですが
意味を分かっておけば大丈夫だと思いますので
“増5度の音を含む” というポイントをしっかり押さえておいてください。