お正月も終わり、今日からお仕事という方も多いと思いますが
この音楽理論も今日から平常通り連載していきます。

今年の最初は『固定ド』『移動ド』について見ていきましょう。

◆階名唱法

通常、楽譜を読む場合には『階名』を使います。

いわゆる『ドレミファソラシド』ですね。

この “ドレミファソラシド” は元々イタリア語音名なのですが
英語音名やドイツ語音名とは区別して “階名” と呼ばれています。

そして、この “ドレミファソラシド” で楽譜を読む、
もしくは歌うことを『階名唱法』と呼びますので覚えておきましょう。

さらに、この “階名唱法” は次の2つに分けることができます。

●固定ド唱法

例えば、ハ長調の音階は次のように読みますね。

続いて、ニ長調の音階なら次のようになります。

さらに、ホ長調ならこうなります。

他の調でも同様ですが、「ド」を「ド」と読み、
「レ」を「レ」と読むわけですから何の疑問もありませんね。

このように、階名をそのまま読むことを『固定ド唱法』と呼びます。

●移動ド唱法

固定ド唱法に対して、「ド」の位置を変えて読むことを
『移動ド唱法』と呼びます。

どのように変えるのかというと、例えばニ長調ならこうなります。

主音である「レ」を「ド」と読むわけですね。

ホ長調なら、次のようになります。

やはり主音である「ミ」を「ド」と読むわけです。

ギターなど楽器の場合、階名が動くと混乱しやすいので
『固定ド唱法』を使うのが一般的です。

ただ、歌う場合や音楽理論を理解する上では
『移動ド唱法』のほうが便利な場合もあるので
「こういう読み方もある」という程度で構いませんので
覚えておいてください。

◆音名の場合は

階名である “ドレミファソラシド” は移動させて読む場合がありますが
英語音名やドイツ語音名などは移動させることはありません。

ハ長調は

ニ長調は

ホ長調は

など、“固定ド” のときと同様、常に音名は決まっていますので、
階名の場合と混同しないよう、注意しておきましょう。

◆今日のまとめ

今日は『固定ド唱法』と『移動ド唱法』について見てきました。

通常は “固定ド” で読んでおけば問題はないのですが、
知っておくと便利な場合もありますので
ちょっとした予備知識のようなつもりで覚えておくと良いでしょう。