どんなものにも「表」と「裏」はあるものですが、
それは、拍にも当てはまります。

そして、この「拍の表と裏」をしっかり理解しておかないと
リズムを正確に取れない原因にもなってしまいます。

ということで、今日はここにスポットを当ててみましょう。

◆拍を細かく数える

拍の表と裏を正確に理解するには、数え方を整理しておくことが必要です。

通常、4拍子であれば次のように数えますね。

このように4分音符が並んでいるだけであれば、至ってシンプルですね。

そして、この「1 2 3 4」と数えている部分が『拍の表』に当たります。

●8分音符の場合は

では、これが8分音符になると、次の譜例のようになります。

「1 2 3 4」の間に「ト」を入れるわけですね。

そして、この「ト」の部分が『拍の裏』に当たります。

上の譜例でも「1 2 3 4」と「ト」で文字の色と大きさを変えていますが
原則として「拍の表は大きめ」「拍の裏は小さめ」に弾くようにします。

※実際には、必ずしも拍の表だから大きく弾き、
 拍の裏だから小さく弾くとは限りませんが、
 ここでは原理を説明するために便宜上そう表しています。

より重要なのは、音量の大小ではなく
「ここが拍の表で、ここが拍の裏だ」ということを明確に意識することです。

●16分音符の場合は

さらに細かく、16分音符の場合を見てみましょう。

この場合は「拍の裏の裏」ということになりますね。

やはり拍の表は大きめになるわけですが、拍の裏に関しても
「ト」はやや大きく、それ以外はより小さめに取ります。

つまり、

拍の表 > 拍の裏 > 拍の裏の裏

という関係になるわけですね。

これを意識すると、拍をより立体的に感じられるようになります。

●32分音符の場合は

さらに細かく、32分音符の場合は次のようになります。

拍の表と裏をそれぞれ伸ばしながら数えるわけですね。

この伸ばしている部分は「拍の裏の裏の裏」ということになります。

そして、この場合でも厳密に言えば

拍の表 > 拍の裏 > 拍の裏の裏 > 拍の裏の裏の裏

という関係になります。

さらに細かい音符でカウントするときも、
同じ要領で数えていくことになります。

◆今日のまとめ

以前に「拍子はリズムの大枠」ということができるとお伝えしましたが、
この大枠の数え方をしっかり理解しておかないと
どこに、どの音を当てはめたら良いのかを把握することができません。

つまり、リズムが取れない原因になってしまうわけですね。

ですから、「拍の表と裏」をしっかり理解し、
正確に感じながら数えられるようにしておくことが大切なのです。

ぜひ、しっかりと慣れておいてください。