昨日は、五線と音部記号(ト音記号)があれば、
音の高さを明確に表すことができるということをお伝えしましたね。

音の位置がハッキリ決まったわけですから
ここで音の名前を全て確認しておきましょう。

「え、音の名前って、ドレミじゃないの?」

と思った方もいらっしゃるでしょうが
音の名前は、ドレミ以外にもあります。

どんな呼び方があるのか、しっかり覚えておいてくださいね。

◆主な音名は全部で4種類

音の名前のことは、そのものズバリ『音名』と呼びます。

現在、日本で使われている主な音名は全部で4種類ですので
それを順に見ていきましょう。

●イタリア語音名

もっともよく使われているのが、この『イタリア語音名』ですね。

特に音楽を本格的にやっていない人でも
「ドレミファソラシド」という呼び名は誰もが知っているでしょう。

ちなみに、このイタリア語音名は他のものと区別して
『階名』と呼ぶこともありますので覚えておいてください。

●英語音名

この『英語音名』も目にする機会は多いと思います。

シンプルに、アルファベットを当てはめたものですが
コードネームで使われているのが英語音名ですので
歌の伴奏などをする人には、おなじみですね。

●ドイツ語音名

英語音名と似ていますが、少し違うのが『ドイツ語音名』です。

読み方も違うのですが、もっとも大きな違いは
「シ」の音を「B」ではなく「H(ハー)」と表すことです。

ちなみに、ドイツ語音名では「B」を「ベー」と発音し
「シ♭」の音を表しますので覚えておいてください。

最近では使われる機会も少なくなってきているかもしれませんが、
以前は「歌を学ぶ人はイタリア語音名」を「楽器を学ぶ人はドイツ語音名」を
使うのが主流だったこともあるんですよ。

●日本語音名

日本語では各音を次のように表します。

これは「ハ長調」や「イ短調」など、調性を表すときに使われていますね。

日本にヨーロッパの音楽が本格的に入ってきたのは明治時代ですが
その際、ドイツ語音名や英語音名などに習って
「いろはにほへと」が当てはめられたのでしょう。

昔は階名として「ハニホヘトイロハ」と歌ったこともあるようですが
現在ではそのような使われ方はしていません。

歌うときはイタリア語音名が最適ですね。

◆今日のまとめ

上記で紹介した音名をまとめると次のようになります。

上でも触れたとおりですが、

  • 階名で歌うときはイタリア語音名
  • コードネームは英語音名
  • 調性を表すときには日本語音名

を使うのが一般的で、(ギターの場合)ドイツ語音名の出番は少ないですね。

でも、知っておいて損はしませんので、一緒に覚えておくと良いでしょう。

「ド」は「C」で「ハ」、「レ」は「D」で「ニ」など
すぐに判断できるよう、よく使い慣れておいてください。