昨年末のコンサートの直前に、ちょっとしたアクシデントがありました。
画像では分かりにくいかもしれませんが、いつも使っているサイモン・マーティのブリッジ・サドル部分の両側に木目に沿って割れが生じていたんです。
基本的に、弦高は高いほうが好きなので結構上げていたのですが、そのために負荷がかかりすぎていたのかもしれません。
流石にこのままでは怖かったので、前回のコンサートのときには急遽アントニオ・マリンを使うことにし、こちらのサイモン・マーティは製作家の≫庄司清英さんに修理をお願いしました。
そして待つこと、およそ半月。
昨日、無事に修理から帰ってきたんです。
修理後の状態は、こんな感じです。
ブリッジ自体はそのままで、サドルを受ける部分だけを新しく作り変えてくださいました。
以前は弦高を上げていたためにサドルがかなり飛び出した格好になっていたのですが、今回の修理でサドルをガッチリとホールド出来るようになり強度的にもかなり安心です。
これで、心置きなく弾くことが出来ます(笑)
実はアントニオ・マリンのほうもブリッジが割れたことがあり、そのときも庄司さんに修理をお願いしました。
もちろん、そちらもバッチリ直していただき、今も元氣に鳴ってくれています。
いざというときに頼れる製作家の方がいてくださると、本当に安心です。
まぁ私のように弦高を上げる人は少ないでしょうから、この手の故障を経験する確率は少ないと思いますが、冬場は感想による楽器のトラブルが出やすいので、注意はしておくほうが良いでしょうね。
加湿器なんかも上手に活用しておくと安心だと思いますよ。