昔から名前はよく聞いていても、使ったことがなかったラ・ベラの弦。
(厳密に言えばかなり昔に使ったことはあったのかもしれませんが、記憶には残っていません)
ちょっと前から氣になっていたので、現在のメインシリーズだと言われている2001を取り寄せてみました。
パッケージを開けてみると、弦1本ずつにサイコロ状のタグが通してあってビックリ。
プロアルテのように各弦にシールが貼ってあると、ちょっとベタベタが残りますが、これなら通してあるだけなのでその心配もありません。
細かいところで丁寧な配慮があって好感を持つことができます。
まずはアントニオ・マリンのほうに張ってみたのですが、なるほど、確かに良い弦です。
今回、ハードテンションを購入したのですが、予想していたより張りは柔らかく感じました。
まぁこれは、最近フロロカーボンやチタニウムの弦を中心に使っていたから、そう感じたのかもしれません。
その張りの柔らかさも関係しているのか、ちょっと地味な印象もあるものの、音質に暖かみがありとても魅力を感じました。
低音弦も落ち着きのある響きで、弦を擦るときのノイズも比較的鳴りにくいようですね。
この弦をとても氣に入っているギタリストも多いと聞きますが、それにも頷けます。
ただ、チューニングが安定するのは少し時間が必要なようですね。
もっとも、それも最近メインで張っているプロアルテの安定が極端に早いので、それと比較すればと言う話ですが。
あとは寿命がどのくらい持つかが氣になるところですが、今のところかなりの好印象です。
派手さや華やかさを一番に求めると、ちょっと物足りないかもしれませんが、落ち着きのある暖かい響きがほしいときにはかなり良い弦と言えるのではないでしょうか。
しばらく使ってみて、寿命も確認してみたいと思っています。